現場の1日流れ

現場職は朝が早い、会社事務所に集合して皆で車で現場に向かう。

今日の集合時間は5時30分、私の場合は4時半に起きて、5時には家を出る。

事務所に5時15分に到着し、車の段取りをしていると一緒に行くメンバー集まり始め、集合が早いと、予定より早く出発することもある。


運転は免許を持っている人が、行き帰り交代で運転をする。

(※運転免許がない人は、土曜日の作業終了後に室内清掃を行うルール。)

各々が車の中で好きな事をしているが、いびきをかいて寝ていると冷たい目で見られるので、気を付けよう!


現場に到着するのは6時30分ごろ。詰所にて皆で朝食をとりながら、今日の作業の流れや役割分担を行う。7時15分ごろには朝のミーティングを終えて、8時までは各自で話し合ったり、タバコ吸ったり、身支度をしたりと、朝礼に備える。

8時になると現場内に朝礼広場があり、そこで朝礼を行う。現場の規模にもよるが、今の現場は100人前後くらいかな?私たちの鉄骨工事という職種は、建物を組み立てる段階なので基本的には人は少ないが、建物が組上がるに連れて、色々な職種が入ってきて人数も多くなる。職種は違うけど、前の現場で一緒だった人も少なくなく、「また一緒だね~」とお互いに声を掛け合う事もある。


話がそれたが、ラジオ体操を行い、現場全体の流れの説明をうけ、最後に自分たちの会社で危険予知活動(KY)を行う。KYとは、その日の注意事項や危険作業において周知し対策をする活動の事で、最後にシュプレヒコールを行う。朝礼も現場の規模によるがだいたい20分~30分ぐらいだ。

朝礼も終わり、やっとここからが仕事になる。

朝のミーティングで打ち合わせた通り、個々が自分の持ち場に向かい、段取りを始める。鉄骨建方は、建物の上部で鉄骨を取付ける班と、建物の下部で、搬入荷下ろしや段取を行い、部材を楊重する班に別れる。上部、下部作業の細かな作業はまた次回に説明するとして、自分は下部作業にて、荷降ろし、段取り、地組、楊重作業を任された。

現場の進行状況にはなるが、午前中には10時休憩が30分ある。昼は12時から1時間、また午後には15時から30分休憩、基本建方では時間よりも作業の節目、切りが良い所で休憩に入る、例えば柱を単独で1本建てたままで休憩に入ってしまうと、もしかしたら柱が休憩時間中に転倒する恐れがあるので、安全面を配慮し、必ず梁まで繋いで休憩に入る、なので休憩の時間はあくまでも目安にしか過ぎない。


勘違いしてほしくないのが、のどが渇いても休憩まで我慢するなんてことはない、自分で水筒を持ち歩いているので、喉が渇いたら水分補給を行う、夏シーズンは熱中症対策として水筒を持ち歩くことが会社のルールです。

午前中の作業も切り良く終えて、12時の昼休憩になる。

自分の場合は、食事を済ませ、喫煙所に向かう。そこで、午後からの仕事の流れを確認したり、世間話をしたりする。各自、自由な時間だが、自分の午後からの作業の流れを把握しておくと周りも流れが良く動けるので、流れの確認は必ず昼休みにするようにしている。


13時からまた引き続きの建方作業、昼休憩後は体が固まっているので各自 体を慣らしてか自分の持ち場へむかう、

打合せとは違うイレギュラーな作業が出てきた場合は、職長に相談し作業の方向を決め直す。ここで注意するのが、打ち合わせに無かった作業を行う時は、周りのメンバーにも再度作業を周知してから打ち合わせに無い作業を行う。場合や時間によっては一度仕切り直しに休憩に入る事もある。


本日の作業は特に不具合もなく、作業も良好だった為、15時に休憩を挟み17時に作業が終了した。

現場作業のいい所は、時間にきっちりしている所が良い。多少の片付けや、まとめは残ればそこまで仕事はするが、だらだら1時間くらい残業する事がない。

例え残業があるとしても、今日は1時間ここまでやろう!という目標と、仲間が一丸となって作業をするので、残業だとしても前向きし、大変で辛いのも皆一緒。

One for all All for one 一人は皆の為に、皆は一人の為に、そんな感じです!

作業が終わったら、現場詰所にて着替えをし、車に乗り込み帰宅する。

帰宅と言っても事務所集合、事務所解散なので、皆で事務所へ戻る、その後解散となる。


一日の現場の流れとしては以上になります。

建方が始まる時や、建方の打ち合わせが必要な場合は、各自打ち合わせを行ったり、明日必要な図面を段取りしたりと、自主的に事務所で勉強会も開いているので興味がある方は是非ご参加ください!